オフィスチェアは日常的に使用されるため、清潔さの維持は健康的で快適な職場環境を支えるうえで欠かせません。特に複数人が利用するオフィスでは、汚れや菌の蓄積が思わぬトラブルにつながることもあります。本記事では、オフィスチェアのクリーニングと消毒、そして衛生的に保管するための実践的な方法について詳しくご紹介します。
定期的な掃除とメンテナンス
オフィスチェアの清潔を保つ基本は、日常的な掃除から始まります。掃除機で座面や背もたれ、肘掛けなどの表面のゴミやホコリを吸い取り、見落としがちな脚部や可動部にもブラシやクロスで丁寧に清掃を行いましょう。
ファブリック素材のチェアは、スチームクリーナーや布地専用洗剤を用いてシミや汚れをしっかりと除去することが重要です。レザー素材の場合は、レザー専用クリーナーと保湿剤を使って、汚れの除去と素材の保護を同時に行います。
また、キャスター部分には髪の毛やホコリが絡まりやすいため、こまめに掃除しておくと回転不良や騒音の防止になります。可動部への潤滑剤の定期的な塗布も、メンテナンスとして効果的です。
定期的な消毒の重要性
清掃と併せて重要なのが、定期的な消毒です。特にフリーアドレスオフィスや多くの人が共用する空間では、感染症予防のためにも消毒習慣を徹底することが求められます。
アルコールスプレーや除菌シートを使用し、肘掛け、座面、背もたれ、昇降レバー、キャスター周辺など、手や体が触れる機会の多い箇所を重点的に消毒しましょう。特に冬場やインフルエンザなどの感染症流行期には、週に2〜3回の頻度で行うことが望ましいです。
素材によってはアルコールが表面を傷めることもあるため、使用前に素材に適した消毒方法を確認することも忘れないようにしましょう。
エアリングと湿気対策
オフィスチェアは、長期間使用していると湿気や臭いが内部にこもることがあります。週に一度程度は屋外に出して風通しの良い日陰でエアリングを行いましょう。直射日光は素材を傷める可能性があるため注意が必要です。
布製のクッション部分が取り外せる場合は、クッションだけでも干すとより効果的です。また、湿気が気になる季節には除湿剤の併用や、オフィス内での換気強化も有効な手段となります。
従業員の衛生意識向上
日常的な衛生管理を徹底するには、従業員一人ひとりの意識が不可欠です。椅子を使用する前後の手洗いや消毒を促すポスターを掲示するなど、啓発活動を行いましょう。
また、私物や飲食物をチェアの上に置かない、汚れたままにしないといったルールを明確化し、快適な共用空間を保つことができるような社内ガイドラインを整備するのもおすすめです。
予防的な工夫と長期対策
洗濯可能なチェアカバーを活用することで、座面や背もたれの汚れ防止に繋がります。カバーは定期的に洗濯し、清潔な状態を保ちましょう。とくに来客用チェアには必須アイテムです。
また、除菌シートやクリーナーをデスクや共用部に常備し、社員が気軽に利用できる環境を整えることも衛生意識の向上に効果的です。加えて、抗菌・防臭加工の施されたチェアへの入れ替えも、長期的な衛生対策として検討の価値があります。
まとめ
オフィスチェアのクリーニングと消毒を習慣化することは、快適な職場づくりの第一歩です。日常的な掃除・消毒・エアリングに加え、従業員の意識改革や予防的な対策を取り入れることで、常に清潔で衛生的なオフィス環境を維持することができます。
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